最近、新たに募集し始めた新高砂マンション706号室「cocochi」
▲新高砂マンション706「cocochi」
今回、再募集にあたって、畳の色を以前の緑から、周りの木のトーンに合わせて茶系の色へとリニューアルしました。
▲以前の「cocochi」は緑の畳
この畳は、和紙で作られた素材を畳表に使った「和紙畳」というもので、今回使った「亜麻色」の他に黒や藍、桜色などもあり、カラーバリエーションがとても豊富なんです。畳の色が変わるだけで、部屋全体がまったく違う雰囲気になる、床の面白さを改めて感じました。
最近の賃貸は、畳からフローリングに変える傾向にありますが、わたしたちがご紹介する部屋には、畳の部屋があるものもたくさんあります。でも、畳といえば「古い」とか「掃除がめんどう」とか「インテリアを選びづらい」といった印象が世間的には強く、なんとももったいない…。
ということで、今回は畳の良さを再確認するために畳屋さんにいろいろ聞いてみました!
畳は身体に優しい
畳のよさとして、まずあげられるのは「調湿機能」があること。夏に水分を吸収して、冬に放出する性質があり、これは今回使用した和紙畳でも、その効果をもっています。また、クッション性があり、長時間座っていても、フローリングより疲れにくいそうです。断熱性もあるので、冷え性の方にもおすすめなんだとか!
進化している現在の畳!
畳に対して「ダニやカビが発生する」「傷がつく」「日焼けする」といった、手入れ面でマイナスのイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
畳にカビやダニが発生する一番の原因は「畳床」の材料である「藁」にあります。でも、実は、最近の畳床にはカビやダニの発生しにくい材料がつかわれいるものが多く、そういった心配はほとんどないとのこと。
今回、新高砂マンションで採用した畳も、そういった素材でできており、かつ、表面に樹脂コーティングがされているものなので、撥水性や耐久性にも優れたもの。カラーも緑ではなく「亜麻色」をつかっているので、色の変化も目立ちにくいです。
暮らしの「こうしたい!」を叶えるポイントに「床の素材」を入れてみる
こうやってひとつひとつみていくと、「畳」=「古い」「レトロ」というイメージではなく、自分らしく暮らすためのひとつのアイテムとしての「畳」といった見え方ができるのではないかと思います。
▲山王マンション407号室「時代蘇生」。琉球畳でスタイリッシュな感じ。
例えば、仕事のときは気合を入れたいからフローリングでテーブルとイス。のんびりしたいときは畳にクッションとローテーブルをおいてゴロゴロ。ストレッチやヨガなんかも畳のほうがクッション性があっていいのかも。とか。
▲新高砂マンション709号室「レトロプラスリノベーション」。少しグレーがかった畳を使い、パリッとシックに。
もちろん、「畳」か「フローリング」かの二元論ではなく、ライフスタイルや好みによって、それぞれ「これ!」というお部屋があるかと思います。そんな時に、それを叶えるアイテムとして「畳」という選択肢を取り入れてもいいのではないでしょうか?
そして、もし、将来自分の住まいを購入するとなった時、「畳の部屋」をつくるかどうかの判断材料にも。
畳は使い方次第!もっと自由な発想で
今回、ご協力いただいたのは博多区美野島に店舗を構える「吉冨畳店」吉冨さん。cocochiの畳も変えてもらい、質問にもとても丁寧に応えていただきました。
「最近は、漫画の影響で市松模様の畳縁を希望されるお客様が増えています。和紙畳ができて、緑一色だった畳にカラーバリエーションが増え、インテリアのコーディネートと合わせて楽しむ方も増えてきました。フローリング材を選ぶのも楽しいですが、畳もいろいろと楽しめるので、興味をもってもらえたら嬉しいです」
吉冨畳店
ツイッターアカウント:@ mcb0I0aLvyleIsv
ちなみに、わたしの自宅はフローリングの上に半畳の置き畳&ローテーブルを置いて、ダイニングとして使っています。はじめは、カーペットを敷いていたのですが、夏場のべたべた感と掃除のしにくさから、置き畳に変えました。夏はさらさら、冬は冷たくなく、とても快適。
子どもがいるので、クッション性があることや、イグサの香なんかも決め手でした。イグサの畳には、集中力アップやリラックス効果があることが、科学的にも証明されているんですよ。
さて!畳に対する印象、少しは変わったでしょうか?
せっかくの賃貸。ちょっとチャレンジ。
「お!畳っていいじゃん!」
そんな、新しい発見が待っているかもしれません。
<現在募集中の畳のあるお部屋>
- 新高砂マンション706「cocochi」
- 新高砂マンション709「レトロプラスリノベーション」
- 山王マンション407「時代蘇生」
(※各部屋の畳の仕様について詳しくはお問い合わせください)
はこだ