2026年夏、「山王マンション」と「新高砂マンション」にて、3つのリノベーションプロジェクトが進行しています。
建築当時の仕様を残す「既存部屋」が残り少なくなってきた今。私たちは一室一室とどのように向き合い、どんなデザインをして届けていくのか。
現在進行中のプロジェクトについてご紹介します。
◎山王マンション602号室、504室
山王マンションの2室リノベーション。
6月末に着工、8月初旬に完成予定で工事真っ只中です。
スペースRデザイン仲條がデザイン・工事を担当しています。
602号室のコンセプトは「部屋未満」。
既存の間取りをいかにデザインに残すかを考え、現在の暮らしに使いやすいデザインへと落とし込んでいます。(詳細はこちら「山王マンションにて2年ぶりの新リノベスタート、コンセプトは“部屋未満”。」)

もともと間仕切りがあった部分へ、新しく挿入されたこの空間。みなさんならどのように使うか、ぜひいろんなご意見を聞きたいです!
8月下旬に完成見学会を計画しておりますので、ぜひ現地でご覧いただけたらと思います。
(504号室は入居者さんが決まっています。)
◎新高砂マンション308号室
新高砂マンション308号室のリノベーション。
こちらのお部屋は7月下旬に着工し、9月初旬に完成予定。先日解体工事が始まったばかりです。
スペースRデザイン本田・井上がデザインしています。
コンセプトは「間の間(あわいのま)」。状態良く残されたレトロな設えを最大限に引き出すことを目的に、新しい要素の付加を行う予定です。
8/1(土)には工事途中見学会「間の間の間の会」を開催します!
コンセプトにちなんだ素敵なドリンクを準備してお待ちしておりますので、お気軽に遊びにいらしてください。
◎新高砂マンションの2室リノベプロジェクト
新高砂マンションの2室リノベプロジェクトも進行中。こちらはこれまでのプロジェクトやイベントでご縁のあったデザイナーさん達へ、デザインをお願いしています。
秋頃の完成を目指して打合せを進めており、近日中にプロジェクトの詳細をお伝えできたらと思います。
山王マンション、新高砂マンションともに、目指すのは築100年。
今回のリノベデザインでも、建築当時の既存の記憶をいかにデザインとして残し、想いとして宿すかを、自然と考えるようになっています。
2000年代初頭より、賃貸リノベーションに取り組んでいる2つの建物。始めた当時は、既存の古いものを全て解体して、新しいものへと刷新するフルリノベーションも行っていました。建物の状態によってはブランディングのために必要かつ有効な手段ですが、その分大きな投資費用が必要。用途・立地・予算などいろんな要素を考慮しながら実験と検証を続けてきた結果、既存の要素をできるだけ残し、その建物オリジナルのストーリーや不動産的な理由に紐づいた部屋づくりの考え方を確立してきた歴史があります。
「山王マンション」と「新高砂マンション」のリノベーションデザインの変遷は、まさに私たちの考え方の変遷と学びそのもの。こうして振り返ると、部屋をリノベするごとに建物と真摯に向き合うことの大切さを教えられてきたのだと感じます。
今回ご紹介したプロジェクトは、それぞれイベントや完成見学会を開催予定です。
現地でみなさんのご感想を伺えたら嬉しいです。ぜひ、遊びにいらしてください!
スペースRデザイン 新野






