建物の寿命に直結するといっても過言ではない「外壁の維持保全」。
工事を行うには足場やゴンドラなどの仮設工事が必要となります。
「ちょっとした工事をするのに足場を立てるのはもったいない!」なんてこともしばしば。
天神パークビル南側の防水シーリングもまさにそんな状態でした。日光が当たる部分だけシーリングがカピカピに。。この裏は立体駐車場のふかし壁であるため漏水に直結はしませんが、今回打ち替えをすることに。
そこで今回はロープ部隊に依頼することとしました。
ロープに下がりながらできる工事できない工事ありますが、シール打ち位は問題ないとのこと!
普段は天神パークビルの窓清掃をお願いしているみなさんです。頼もしい後ろ姿ですね。
安全管理にぬかりはありません。
ハーネスやカラビナなどアウトドアグッズも使っているようです。双方の金物を落下防止で一つ一つ確認している姿がとても印象的でした。
それではスタートです。ご安全に!
まずはカピカピのシーリングを撤去してもらいます。
硬化したシーリングはここまで硬くなるのかと驚きましたが、これが落下すると大変です。
先に手を打てて良かった!
打ち始めると早いもので、計2日間の作業で完了。
初日は撤去、2日目はシーリング打ち替えという内容でした。
仕上がりはと言いますと、、
問題ありませんね。ぶら下がりながらの作業ですので、天候や風など考慮することは多々ありますが、条件がそろえばパフォーマンスも上々でした。
今回の実験工事は今後の工法につながる実りのあるものでした。
賃貸経営・ビル再生の実験の場として引き続き情報を蓄えていきたいものです。(ホンダ)