2007年に行ったリノベーションプロジェクトにより生まれた『縁の部屋』。あれから7年経った今、もう一度この部屋と向き合いより良いものにしていく作業が、再生デザイナー・森岡が中心となり行われました。
時代が変われば人の好みも変わります。なので、お部屋のリノベーションを1回やって終わるのではなく、お部屋が空くとその都度デザインや使い勝手を見直していくことが大事なのです。
今回は、土間の部屋の奥にある収納棚を撤去し、防音対策として奥の個室の壁を二重にすること、そして縁側部分の建具の色と個室の床の色を変更することに決まりました。
この新しく付けた壁には珪藻土を塗ることを計画中です。珪藻土は高い保温性と程よい吸湿性を持っているため、昔から壁土に使われていたものなのだそう。しかも、土なので陶器のように刷毛やローラーで模様を付けることができるみたいです!なんか楽しそう!と調べながらテンションがあがりました。住むわけでもないので勝手なことはできませんが、どこかでやれたらなと、ふと思った次第でございます。
そして建具の色をこげ茶色から白へ
床をこげ茶色の木材からピンク色のビニル材のものへ
これだけで、随分雰囲気が変わります。なんだか軽やかなお部屋になりました。色や素材って空間はもちろん、人の気持ちまで変えてしまうから不思議ですよね。
「ちょっとうまくいかないな」ってことがあったら思い切って明るい色を入れてみたり、
「今月は頑張った!」というときは、ちょっと高めの壁紙を貼ってみたり。
もしかすると、「勝負壁」みたいなものがあったりして。
さて、このアップデートを行った「縁の家」は先週より募集開始に入っております。土間があって、縁側があって、珪藻土の壁があって。
「え、でもここマンションの4階ですよね?!」
はい、そうです。おしゃれだけれど、そんな楽しいお部屋です。是非一度、ご覧になってみてください。
もちつき課 梶原