早良区藤崎に建つガレージアパートメント「BLACKBASE FUJISAKI」にて、新しくオープンするお店の内装工事をお手伝いしました。
新しくできたお店は、豚肉専門の精肉店。 もともと宮崎で養豚場を運営されている会社で、その養豚場で育てられた豚肉を直接店舗で販売するのは初めての試みだそう。
「お肉屋さんっぽくないお洒落なお肉屋さんにしたい」という思いからこちらの物件を選んでいただいたとのことで、内装もガレージの雰囲気を残しつつグレーを基調とした落ち着いた内装に仕上がりました。
・・・と、かっこよくサラッと言いたいところですが、ガレージにお肉屋さんを作るにあたって色々と壁にぶつかり、実際はヒーヒー言いながら工事を行いました。笑
1つ目の課題は、お部屋に凸凹が多いこと。
こちらの建物は所ジョージさんの世田谷ベースがモデルの、武骨でカッコいいデザインが特徴です。 壁や天井に張られた鉄筋や鉄骨、トタン風の壁に螺旋階段。どれもガレージらしさを演出する要素なのですが、凹凸が多いと埃がたまって掃除がしづらいということで、食品を扱うお店として保健所的にはNG。
泣く泣く螺旋階段を壁で区切り、厨房部分の天井にはフラットなボードを貼りました。
↑BEFFORE
2つめの課題は面積の問題。
お肉屋さんって意外と必要な機器が多いんです。ミンチを作るミートチョッパーや真空包装機、スライサーなどなど。
ガレージなので車や趣味の色々は置くことができるものの、大きな冷凍庫やショーケースを置くことまでは想定していません。
施主さんと何度も打ち合わせを重ね、小さいながらも効率よく作業できる厨房と、お客さんが座って商品を待つことができるゆとりのある客席ができました。
そんなこんなで、いよいよオープン間近です!
↑お店の名前は「買いにきてね」という意味の宮崎弁で”CokeConNe(こけこんね)”
店主のMさんご夫妻はお洒落でモダンな、まさに”お肉屋さんっぽくない”雰囲気のお2人。
(だけど話すととても温和で優しく、お肉への愛を語ってくださります。)
1人暮らしの方も買いやすい真空パックの個包装でのお肉販売やSNSの開設を計画されていたりして、新しいお肉屋さん像への挑戦にこちらまでワクワクします。
藤崎に行かれる際はぜひお肉を買いにお立ち寄りください!