長野市東鶴賀町にあるレトロビル「光ハイツ」で長野市の株式会社アドイシグロと協働で「長野リノベーションシアター@光ハイツ」、「長野ものづくりビルスタートアップ記念スペシャルトークイベント」を行いました。約100名の方々にお越しいただくことができ、盛大な会とすることできました。
1978年(昭和53年)映画館「東劇」跡地に竣工した鉄筋コンクリート造6階建の共同住宅。その後時代を経て老朽化。2011年アドイシグロ社は光ハイツを舞台にビル再生で地域活性化を目指す「art Reno(アートリノー)」を結成しリノベーションコンペを開催。そして2013年夏、コンペ審査員として参加した弊社と協働プロジェクト「長野ビンテージビルプロジェクト」が始動。「長野ものづくりビル」をコンセプトに空室率全国ワースト3の長野のまちをビンテージビルでさらに魅力あるまちに変える。2013年11月、2014年2月には公開イベント「長野リノベーションシアター@光ハイツ」を開催。そして3回目となる今回。ファーストステージの集大成として3室のリノベ完成見学会やワークショップ、スペシャルトークイベントなどを開催しました。
当日はさまざまな分野、幅広い年齢の方々にお越しいただき、建築やインテリアのプロの方々や学生さん、ビルオーナーさんや不動産関係に方々。また行政の方やまちづくり活動をする方、そして遠くは東京、愛知、埼玉、福岡などなど。たくさんの方々に光ハイツを体感いただき、楽しんでいただけたのではないかと思います。
午前中は光ハイツやアドイシグロ社の工場をガイド付きで観て廻れる「光ハイツぐるりツアー」。工事中に契約、すでに入居中のお部屋2室を特別に見せていただけたり、エントランスにある光ハイツの未来図の前で記念撮影、さらにワークショップ会場や作業中の工房を観て廻れたりと見どころてんこ盛り。そして1階のアドイシグロ工場では、スツールカスタムのワークショップ。デザイン系専門学生の女子たちを相手に教える職人さん達は少し緊張した感じでしたが、個性あふれる可愛いスツールが出来上がり、リノっしょプチ体験を楽しんでいただきました。
そして午後からはスペシャルトークイベント。長野市門前町界隈をクリエィティブで魅力的な場へと変えていく活動をされるマイルームの倉石さんとナノグラフィカのたまちゃん、そして東京でコミュニティ賃貸の先駆者として大活躍のメゾン青樹の青木純さんをお招きし、我らが大将吉原を含めたトークセッション。長野と福岡の様々な蓄積が重なった、とても考え深い貴重な一日となりました。
今後もこの光ハイツが「ものづくり」を通して、人と人、建物、歴史、そして街をつなぐ場、「ビンテージビル」になるべくアドイシグロ社と進めて参りますのでよろしくお願いいたします。
最後になりましたがこのイベントを開催するにあたりご協力いただいたたくさんの皆様、この場を借りて心から感謝申し上げます。
スペースRデザイン スタッフ 一同