2018年からスタートした九州産業大学での「不動産学入門」。選択自由の企業寄附講座として吉原が務めさせてもらっています。
先日は、広報・学術チーム・箱田と工事・リノベーション部門の本田がゲスト講師として会社のことや自身のキャリアのこと、不動産の可能性などを話させてもらいました。
「不動産学入門」という講座名から、「不動産とは？」といった知識を学ぶ内容をイメージするかもしれません。ですが構成としては、実際に不動産を経営している方、不動産会社の方、不動産を活かしたまちづくりをしている方、行政書士さんなどに来ていただきお話をしてもらうというもの。というのも、不動産にまつわる「実学」を学べる内容を目指しているからです。
今年は3年ぶりに講義室での授業ということで、わたしも福山から福岡へ赴き、学生さんたちの雰囲気を肌で感じさせてもらいました。大講義室、かつ、まだまだコロナ感染の懸念もあり、グループに分かれてのワークや発言をしてもらうような授業は難しいですが、学生さんたちがしっかりメモを取っている様子をみて、講師として背筋がぴしっと伸びる思いがしました。
振り返れば、2018年のはじめての講義は比較的、不動産の知識をレクチャーするような内容でした。それが、学生さんの興味や社会における不動産の役割を考えるにあたって、いまのような「実学としての不動産」という内容に徐々にシフトしていきました。そして、企業だからこそできる内容でもあると思います。
こういった場を通して、不動産に興味を持ってもらえたり、空き家活用などに関わる人が少しでも増えたと思います。
スペースRデザイン はこだ