2019年3月、清川ロータリープレイスにOPENした「Malerisch.」(マーラリッシュ)さん。
生花、鉢植え、ドライフラワー、プリザーブドフラワー、造花を取り扱うお花屋さんです。
ここにあるお花はすべて澤地さんが色味、旬度、品質を見極めて仕入れています。
大きな設備が必要なく生花からドライフラワーにできる種類のものは、店内でドライフラワーへ加工。もちろん生花としてそのまま販売するものもあります。
お花への愛情と、小さいころからずっとお花に触れてきた澤地さんだからこそできる空間です。
「お友達がお花農家で、売りものにできないお花をよく家に持ってきてくれていました。家のお庭も、おばあちゃんとお母さんが手入れをしていて、とても綺麗だったのを覚えています。」と思い出を話してくださいました。常に花がある環境で育った澤地さんは、小さい頃から将来はお花屋さんになるという想いを持たれていました。
高校卒業後、花の専門学校に入学。お花屋さんに必要な資格、色彩、造形、フラワーデザインなど、花に関する知識を体系的に学ばれました。卒業後、地元熊本の花屋さんで5年間働いた後、かねてから憧れていた花屋さんで働くこととなり、東京へ。市場やスケールの大きさを体感。2年後、再び熊本に戻り、講師等の経験を経て再び店舗で働くことになります。
そして今から3年半前、独立して自分のお店を持ちたい、という夢を実現。清川ロータリープレイスに移転する前のお店です。
「結婚して、主人の後押しもあり一念発起できました。以前のお店は、地域の人はもちろんですが会社帰りの方などに気軽に花を楽しんでもらいたいと考えていました」
これまでずっとお花に関わってこられた澤地さんのお店は、地域の人と近隣の会社で働く人たちに愛されるお店となりました。
以前のお店の写真(「Malerisch.」ブログより)
そんな中、お店の周辺環境が変わり、移転を考えることに。いろいろ情報収集をする中、清川ロータリープレイスの前入居者さんより紹介があり、移転が実現。「以前のお店は大通り沿いで人通りが多かったが、ここ(清川ロータリープレイス)は大通りに面していない。不安な面もありましたが、お隣の洋服屋さん(VISPOQUE GARDENさん)との相乗効果もあり新しいお客さんが多いです。」
新しいお店でも、ショーケースは以前のお店と同じもの。これは150年前のイギリス製のアンティーク家具。お花のかろやかさと家具の重厚感が贅沢な雰囲気を作っています。
「お花を身近に感じてほしい。日本は海外に比べて、日常にお花を飾る習慣がない。お部屋に日常的にお花を飾ってほしいと思う」と語る澤地さん。花の特徴、流通、仕入れの仕組みを知り尽くした澤地さんには、なんでも相談できる安心感があります。
好きなお花について尋ねたところ、「1つ選ぶのはとても難しいですね。アネモネはずっと好きな花なので、聞かれたらそう答えるようにしています。どんな花も、生産者と季節によって、がらっと変わりますよ。」と教えてくださいました。
お花への愛情と、ずっと花に触れ続けてこられたからこそわかる、わずかな違いがあります。
大切な誰かへのプレゼントを探しに、もしくは自分のお部屋に飾るお花を探しに。
頼りになるお花屋さん、ぜひ会いに行ってみてください。
malerisch.(マーラリッシュ)
営業時間:11:00~19:00
定休日:日曜日
WEB https://blog.malerisch.jp/
ONLINE SHOP https://store.malerisch.jp/
清川ロータリープレイスのマガジン一覧
https://www.space-r.net/blog/tag/rotaryplace
新野