福岡では新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除され、平日の天神にはまた人が増えたような気がしています。昨日と今日で状況が大きく変化したわけではないので、ここで気が緩まないように気を付けたいところです。
さて、スペースRデザインのオフィスは今年1月に改装工事を行いました。
まさかその直後このような事態なるとは全く予想していませんでしたが、スペースRデザインにとって働きやすい環境をつくったその結果が、この状況下でも理にかなったオフィスになっているように日々感じています。
デスクを向かい合わせて並べ、大きな島をつくってフルオープンで仕事をしていた改装前。
改装後は、コミュニケーションを完全に遮ることなく、背の低い家具で個々の空間を確保し、手裏剣状の小さな島をいくつかつくることで適度な距離感を取れるオフィスへと変わりました。
これは、一人一人が主体的に強みや役割を発揮しつつ、共通した目標に対してはチームを組み協力する「チームビルディング」を行うスペースRデザインにとっては働きやすい環境になったと思います。
個々の領域を確保することで、それぞれが役割を認識し生産性を上げることができ、
それとは別にミーティングを行える快適な環境が備わっていること。
目的によって空間を分けたことで、その場にいる時間の意味をしっかりと意識するようになり、パフォーマンスを上げていけるのではないかと感じています。
この事態からテレワークも取り入れ始め、最近ではそれぞれリモートミーティングも使いこなしています。
しかし、物理的に同じ空間に集って話をし生まれてくるものとは違うこともまた実感しています。
「空気感」とはまさにこういうことで、コミュニティを重要視するとオンラインだけでは成り立たないような気がします。
これまで社員全員が個々の仕事のために日々出社していたオフィスの在り方は、今後テレワークが普及することでオフィスという場所に、集うことの重要性や目的を再認識する仕組みや空間づくりが必要とされるのではないでしょうか。
また、今回の行ったリノベーション工事のポイントは業務を止めることなく通常営業を行いながら工事を実行した点です。
仕事の特徴やそのような条件があったからこそ生まれてくる新しい発想や工夫もまた、オリジナルな空間となり面白いです。
個々の空間を確保したことで、スタッフが着席しているかどうかを示すサイン(木の棒)も生まれました。
日々変化する環境に応じながらオリジナルの環境づくりをして仕事を楽しんでいきましょう。
スペースRデザイン 宮下
PS.オフィス工事の流れについては、下記マガジンをご覧ください。
■工事前マガジン
■工事中マガジン
■完成時マガジン