建物ページも登場し、長丘に何やら新リノベーションのプロジェクトがありそうだぞ！とお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。今回のリノベーション工事は穏やかな空気感が流れるセピア長丘の1室。1990年築の御年32歳、1990年生まれ32歳の私と同級生ということで親近感を感じずにはいられない物件です。
既出の情報ではありますが鴻巣山の麓であったり真横が公園であったりと住環境として抜群な印象。現場に夕方にでも伺うと公園で遊ぶ子供たちの元気な声やお迎えに来られたお母さん方の井戸端会議などのほっこり風景が目に留まります。
現地調査時の部屋は新築時の流行や構造上、少し閉鎖的な印象でした。いわゆる「the賃貸物件」のイメージではありましたが少しの改編で印象は大きく変わるようにも感じました。
そこで今回は構造上、間取り上分断されていた空間を「ゆるやかにほどくこと」を目指しました。そのほとんどが構造上取り除けない壁でありましたが、一部の壁を取り除き①物理的に空間を解放すること。壁や床に連続性、各所に散在性を持たせながら②心理的につながりを感じることを目指しています。
工事は3月初旬に完成予定。
ゆるやかでおだやかな「解き」がどのように変化していくのでしょうか。私自身も楽しみです。（ホンダ）