こんにちは
清川ぶらりーず・ぶらリーダーの下野です。
過去の2回は「Fzeraf! 西村さん」、「サンデリカ宇都宮さん」と
お店の方のインタビューが続きましたが今回は”清川で働く人”を紹介します。
なぜ清川なのか、どのような仕事をしてるのか、聞いてみましょう。
ご紹介するのは、フリーランスでブランディングディレクター・デザイナーをされている谷口竜平さん。コンセプトづくりからロゴ制作、ネーミング、グラフィックデザイン、プロモーションなど幅広い分野でトータルブランディングを手掛けられています。その谷口さんに清川で働くことやまちのことを聞いてみました。
漠然としたものを言葉や形に変える
まず清川で働くきっかけについて聞いてみました。
谷口さんは、昨年10月に独立してから初めは自宅で仕事をしていました。しかし、メリハリがつけづらいのと外の人と接する機会がないので、どこかおもしろい場所で仕事したいとは考えていたそうです。
そこに偶然、ブランディングの仕事で関わった不動産が清川にあり、セルフリノベーションもできるということで、そこの一部を借りて働くようになりました。自宅からは自転車で15分ぐらいかけて通っています。そこがF GARAGEで今年5月ぐらいからDIYをやり始めて完成後に働き始めたのは6月からなのでごく最近のことですね。
谷口さんの仕事は、お客さんの願望や要望を具体的に言葉や形に表現することで、最初の段階の漠然としたものやあまりイメージできてないものを形にします。そのため清川のまちの独特な雰囲気やF GARAGEの創造的空間にきっと刺激を受けているのではないでしょうか。
何かを始める、自分でやってみる
次にF GARAGEについて谷口さんに伺いました
“何かを創造する場所、何かを始める場所”としてガレージという言葉が創造力を膨らませるような意味を含んでいます。このまちに何かを始めたい人たちが集まり、交流が生まれ、自分たちの進むべき道筋を照らす羅針盤となる場所、それがF GARAGEなのだそう。そのF GARAGEが天神にも博多にもない独特の雰囲気をもつ清川のまちにあるからこそ独自の文化がこの場所から生まれていく可能性が大いに期待できますね。
F GARAGEのロゴマーク
建物は2階建てで主に1階は店舗・2階は事務所が入っています。現時点で入居が決まっているテナントは家具づくり、不動産、映像クリエイター、オーダーメイドケーキ、などすでに多様性が生まれています。一番の特徴はやはりDIYが自由にできて原状回復義務がないことで、この自分で何かできる余白があるというのはポイントです。
2Fの共用ラウンジ(左)DIYでお好みにカスタマイズ(右)
屋上もあって開放的(左)オーダーメイドケーキのHappinessさん(右)
予期せぬ何かが生まれるまち
最後に清川のまちの印象を聞いてみると、濃いと一言で返ってきました。
まず人が濃い。多国籍でアジアの方を多く見かけますし、昔から住んでたり商売してる方もいれば若い人たちもいて個性豊かな人が多い。そして建物も古いもの、リノベーションしたもの、新しいものと様々あって特に古い建物は独特なものが多く濃いと感じるそうです。
いい意味でごちゃごちゃ感とカオスがあって、そこに新しい何かが生まれる、しかもそれは未知数であり、予期できないもの。さらに、未完成でもあり自分たちで何かできそうな余白があるからそれがDIY精神を刺激する。それらの要素が谷口さんのクリエイター魂を揺さぶるのかもしれません。そして清川のまちと創造増幅空間であるガレージがどう化学反応を起こしていくのか目が離せません。
*information*
F GARAGE(エフガレージ)
住所:福岡市中央区清川2-6-4
WEB:http://fgarage.tumblr.com/