「SÔ」-層、沿う、添う-
2009年、既存部材を活かしたリノベーションを実施。
その後、入居者さんによって生活スタイルに合わせたDIYが行われ、
そして今回、再びリノベーション。これまでのデザインと歴史の集積を活かしたお部屋へと変化しました。
歴代のデザイナーと入居者さんの感性の積み重なりが、このお部屋をかたち作りつつ、
随所に使い方のヒントや工夫を連想させるデザインが施されています。
ここで個人的な感想を少しだけ。
完成後初めてお部屋に入ったとき、
親しい友人Aさんの部屋に遊びに来たような感覚になりました。
その人は好みがはっきりしていて、お買い物するお店はたいてい決まっていて、でも興味ある新情報はしっかりキャッチしている、自分に必要なもの、いらないものがわかっている人。
お部屋を構成するもの一つ一つにデザイナーの想いや意図がはっきり込められているけど、使い方は住む人の意思とスタイルにまかせて、ゆだねる。
そんなお部屋と住人さんの関係性や情景が目に浮かんだからかもしれません。
見る人それぞれで、それぞれの情景が浮かぶお部屋。
あなたはこの空間でどう暮らしますか?
感想を、ぜひお聞かせください。
スペースRデザイン しんの
■新高砂マンション609号室 リノベーションの過程
「新高砂マンションNEWリノベーション開始」(2020.06.13)
https://www.space-r.net/blog/building/shintakasago/255459
「新高砂マンションリノベーション現場から」(2020.06.27)
https://www.space-r.net/blog/building/shintakasago/256131
「「仕切り」を入居者さんと考えてみる。」(2020.7.31)
https://www.space-r.net/blog/topics/257052