シリーズでお送りしております「トモオカガーデンハウス」プロジェクトの紹介マガジン。
第4回目の今回は、ボロボロだった建物を再生させるために取り組んだリノベーションの内容について書かせて頂きます。
写真を見てわかる通り、もともと建物はボロボロの状態でした。
こちらは解体したあとの様子。
使いやすい間取りへ変更する、デザインを付加する、といったリノベーション的工事より、まず必要なのは傷んでいる部分の把握と補修工事でした。
腐った木部は交換したり、補強したり、屋根は軽い素材のモノへ貼替え、外壁も補修を行い塗装を施します。
※柱や土台の補強の様子
※屋根貼り替えの様子
一部床が傾いている建物はコンクリートを流し込んで補強したりと、まずは建物自体を今後の使用に耐えうる強度まで改良していきます。
※コンクリート打設後の様子
補強工事を行い、建物の強度を確保した後は、現代の生活スタイルに合わせて中の間取りや設備機器をアップグレードしていきます。その過程で床、天井への断熱材の充填も行います。
断熱性能向上の為に内窓サッシの製作DIYも行いましたのでそれはまた別の機会にご紹介させていただきますね。
※床に断熱材を敷き込んでいる様子
残しておきたい素材や間取りはあえてそのままに、細かく分かれていた1F部分は広くLDKへ、設備機器も新しいものへ交換していきます。
※間仕切り壁撤去の様子
※新しいキッチン設置の様子
なお、前回のマガジンで紹介した通り、今回工事を行うにあたっては耐震補強も同時に行っており、写真で確認頂けるように構造計算上必要とされるヵ所には筋交いなどの補強を入れていきます。
※筋交い補強の様子
補強工事には様々は方法があり、専用のパネルで元々の壁の上から補強する工法もありますが、壁内の状態把握も兼ねて今回は壁をはがして補強を入れる工法を選択しています。
こんな感じで
①傷んだ箇所の補修・補強工事
②最新の生活スタイルに合わせてのリノベーション工事
③耐震補強工事
の3つの工事が同時並行で進行しています。
また、今回は職人さんによる改修工事と並行してDIYによる内装工事や家具工事にも取り組んでいます。
その様子はまた改めてご紹介させて頂きますね。
工事はバリバリ進行中ですが、全体の工程はやや遅れ気味で、7/末頃の完成の予定です。
残り1ヵ月。完成をどうぞ楽しみにお待ちください!
スペースRデザイン いとう